
Q 仁川東区に住む30代の会社員ですが、手の甲に突然いぼいぼがいくつか出てきました。いぼはウイルスでできるのですか?なぜ急にこんなに増えたのでしょうか?
A いぼ(疣)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の角質細胞に感染してできる皮膚疾患です。HPVには200種類以上の型があり、尋常性疣贅(verruca vulgaris)はHPV 2型・4型が主な原因です。免疫力が低下したり、皮膚に微細な傷ができたりすると接触感染が起こりやすくなり、急に多数が同時に増えたように見えることがあります。
詳細回答
いぼ(疣、verruca)は、ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus、HPV)が皮膚・粘膜上皮細胞に感染して増殖を引き起こすウイルス性皮膚疾患です。HPVは200種類以上の型に分かれ、部位と型によって症状が異なります。
- 尋常性疣贅(verruca vulgaris)— HPV 2・4型、手・足・顔に最もよく見られる粗くでこぼこした丘疹
- 足底疣贅(verruca plantaris)— HPV 1・2・4型、足の裏の体重がかかる部位に生じ、疼痛を伴う
- 扁平疣贅(verruca plana)— HPV 3・10型、顔・手の甲に扁平で肌色に近い丘疹
- 尖圭コンジローマ(condyloma acuminata)— HPV 6・11型(低リスク)、HPV 16・18型(高リスク)、性的接触で伝播
HPVは皮膚の微小な傷を通じて侵入するため、免疫力の低下、手洗い不足、公共のプール・銭湯の利用などが感染リスクを高めます。一箇所から自家接種(autoinoculation)が起こり複数に広がるため、急に多くなったように見えるのです。
漢方クリニックの観点
漢方医学でいぼ(疣)は風毒が皮膚に凝り固まったものと捉えます。外部の風邪(ふうじゃ)が気血の巡りが弱い部位に侵入し、瘀血と結びつくと結節が形成されます。形象医学では、肝気鬱結や血虚傾向の方にいぼが生じやすいと考え、気血を疏通させる処方と外治を並行して行います。
