
Q 45歳の会社員です。循環器内科で心電図も心エコーも正常と言われましたが胸は痛み続けます。ではどこが問題なのでしょうか。
A 心臓の検査が正常なのに痛みが残るなら、肋骨・軟骨・背中の筋肉といった胸壁の構造から来ている可能性が高いです。検査が正常という言葉は痛みがないという意味ではなく、危険な原因が除外されたという意味です。この段階からは筋骨格と姿勢の側で原因を探すことができます。
詳細回答
胸の痛みで病院を受診する方の相当数は、検査で心臓の異常が見つかりません。しかし痛みは確かにあるので、もどかしく感じる方が多いです。このとき見落とされやすいのが胸壁そのもの、つまり肋骨と軟骨、肋骨の間の筋肉、背中と肩の緊張です。
これらの構造は画像検査ではっきりした異常として写らないことが多く、原因不明のまま残りやすくなります。しかし押して痛む点があるか、姿勢を変えると変わるか、特定の動作で再現されるかを手で確認すると、糸口がつかめることが多いのです。
漢方クリニックの観点
韓医院では検査数値よりも体の状態を手で確認する診察を重視します。背中と肩、肋骨まわりを押しながら痛みが再現される点を探し、その部位を鍼治療でゆるめながら反応を確認します。検査で原因がつかめず長く放置された痛みほど硬い組織が広く広がっていることが多いため、時間をかけて取り組みます。
