
Q 40代の会社員です。アトピーが急に悪化した時、どの程度なら今すぐ病院に行くべきですか?いつを緊急に見るべきかわかりません。
A 黄色い滲出液が出て痛みと発熱がひどければ2次細菌感染(ブドウ球菌)を疑い直ちに病院を受診する必要があります。小水疱が群生して激しい痛みがある場合はヘルペス感染の可能性があり緊急処置が必要です。全身皮膚が赤くなって発熱し悪寒がする紅皮症は緊急状況です。
詳細回答
アトピー性皮膚炎で必ず知っておくべき警告サイン(Red Flags):
①2次細菌感染(黄色ブドウ球菌)—黄色・黄緑色の滲出液、痂皮、疼痛・圧痛、発熱(38℃以上)、患部の急速な拡大。24時間以内に医療機関受診が必要。放置すると蜂窩織炎・敗血症に進行する可能性がある。
②カポジ水痘様発疹症(ヘルペスウイルス感染)—アトピー患部に小水疱が群生して激しい疼痛と発熱を伴う。単純ヘルペスウイルス(HSV)が損傷した皮膚に広範囲に感染したもので緊急抗ウイルス治療が必要。
③紅皮症(Erythroderma)—体表面積の90%以上が赤くなり、高熱・悪寒・全身浮腫。深刻な体温・水分調節障害で救急室受診が必要。
④極度の睡眠障害—かゆみで一晩中眠れず2次精神健康問題(うつ・不安)につながる場合は精神科的な協診を検討。
漢方クリニックの観点
上記の警告サインが現れた時は漢方治療より応急医療処置が優先です。東済堂では診療中に2次感染の徴候を発見した場合は直ちに皮膚科・内科の緊急紹介をすることを原則とします。感染が安定した後に抗生剤・抗ウイルス治療と並行して免疫回復と再発防止目的で漢方治療を再開します。
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