
Q 家で一人でできる呼吸法はありますか。動画を見ても方法がばらばらで、何をまねればよいかわかりません。
A 要点は一つです。吸う息より吐く息を長くし、胸ではなく下腹が動くようにすること。症状のないときに1日2回5分ずつ練習しておくことが、実際に必要な場面で役立ちます。
詳細回答
呼吸法は種類が多いものの原理は同じです。吐く息を長くして体の高ぶりを下げることです。次の順序で行ってください。
- 背をもたせて座り、片手を胸に、片手をへその下に置きます
- 鼻から4秒かけて吸い、下の手だけがふくらむようにします
- 口を軽くすぼめて6~8秒かけてゆっくり吐きます
- これを5分間繰り返し、めまいがしたらただちに中止して普段の呼吸に戻ります
注意点が二つあります。第一に、深く「たくさん」吸おうと努めるとかえって過換気になります。吸う息は楽な程度で十分です。第二に、症状の最中だけやろうとするとうまくいきません。穏やかなときに毎日練習して習慣にしておいてこそ、発作の場面で体がついてきます。
加えて肩を後ろに回す軽いストレッチ、温かいお湯で首と背中を温めることを併せて行うと、胸の筋肉の緊張がより早くほどけます。
漢方クリニックの観点
韓医学でみる目標は上に浮いた気を下に下ろして落ち着かせることであり、吐く息を長くする呼吸がまさにその役割を果たします。診療では初診の際にこの呼吸を実演し姿勢を修正します。誤った姿勢で一人で繰り返すと、かえって首と肩がさらに固まる場合があるためです。
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