
Q 地下鉄やエレベーター、会議の直前にとりわけ胸が締めつけられます。こうした状況を避けるのが答えでしょうか。
A 避ければその瞬間は楽ですが、回避が固まると反応はより強くなります。状況そのものが原因というより、その状況で体が学んだ警報反応が問題です。完全に避けるより段階的に行動範囲を保つほうが回復に有利です。
詳細回答
特定の状況でだけ締めつけが現れるのはよくある様相です。密閉された空間、人の多い場所、抜け出しにくい席、発表の直前のようにすぐには離れられない条件で現れやすくなります。
ここで回避は強力な維持要因です。地下鉄を避けてタクシーに乗ればその日は楽ですが、体は「やはり地下鉄は危険だった」と学習し、次の反応が大きくなります。そのため回避リストが増え、生活範囲が狭くなる方向に固まっていきます。
おすすめする方法は次のとおりです。
- 完全回避ではなく、一駅、一階分など耐えられる範囲を保ちます
- その状況に入る前に、吐く息を長くする呼吸をあらかじめ始めます
- 締めつけが来たときすぐ抜け出さず、1~2分とどまって過ぎていくのを確認します
- 回避がすでに固まり通勤が難しい水準であれば専門治療を併行します
漢方クリニックの観点
このような方は症状のないときも肩と首がいつも上がり、お腹に力が入っていることが多いのです。体が常時待機状態というわけです。鍼治療とお灸でこの基本の緊張度を下げておくと、同じ状況に入っても反応の大きさが小さくなります。状況に耐える訓練は、体の基本的な緊張が下がってから行うほうがはるかに楽です。
関連FAQ
-
Q
救急外来で心臓の検査を一通り受けて異常なしと言われましたが、本当に心臓の問題ではないのでしょうか。見落としではないかと不安が続きます。
#可能性 / 現実性
-
Q
この症状がもう1年以上続いています。ここまで長引いたら、一生付き合っていくしかないのでしょうか。
#可能性 / 現実性
-
Q
精神科の薬は飲みたくありません。抗不安薬なしで胸の締めつけを抑えることは現実的に可能でしょうか。
#可能性 / 現実性
-
Q
胸の締めつけと一緒に、のどに何かが引っかかった感じや酸っぱいものが上がる症状もあります。互いに関係がありますか。
#併存疾患
-
Q
家で一人でできる呼吸法はありますか。動画を見ても方法がばらばらで、何をまねればよいかわかりません。
#生活管理
